「自分では、理想に思い描く自分になれているつもりでも、
おとうふが崩れるように、
人は、成長の過程で、
一度ぐちゃっと崩れることがあります。
そのうち崩れてしまうようなおとうふ状態であれば、
はじめから理想も持たず、
身の程を知っておいた方がいい、
というものでもありません。
たとえおとうふ状態であっても
その人にとっては、
大切な成長の一過程です。
一角の人間になったつもりが、
簡単に崩れてしまうおとうふでしかなかった自分。
けれど、
ほんとうの成長は、そこから始まります」
木曜の東新宿教室・中級レッスンで、
景代先生が、僕の方を見てそう言った。
真実は、教室の生徒さん皆さんにお話しされたのだが、
僕には、そう思えたのだ。
景代先生の話す、このおとうふのたとえは、
教室で何度となく聞いた気がする。
正確に伝えられているか、やや、あやしい気もするが、
きっと僕は、懲りない挑戦を続けていたのだろう。
自分に限らず、
理想を求める失敗は、
いつの時代も
そこここに光る水のきらめきのように
繰り返される。
そして、なりたい自分になったつもりで、
未来を手に入れようとしたそのとき、
夢は崩れ、
すべてを失う。
「やっぱりだめだった」
と思う。
「自分になど出来るわけがなかった」と。
それが、はじまりのためのプロセスとも知らずに。
変容や理想を追い求めている人に多いのは、
今の自分+α
の自分になれる
と思っていることが多い。
けれど変容を伴う成長というのは、
そうではない。
勇気を持って、
自分という、
今、握っている拳を開いて、
一度手離し、
新たな自分になることなのだ。
景代先生は、よくそう話されていた。
ほんとうの変容と
感動を伴う成長は、
このプロセスの向こうに、
今も昔も、変わらずに横たわっている。
それは、水のきらめきが変わらぬように、
これからもずっと変わらない。
求めるこころと勇気さえあれば、
等しく誰にでも与えられるのだ。
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※追記:
内藤 景代 (ないとう
あきよ)記
〔変容と
感動を伴う成長のプロセス〕
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