NAYヨガスクール体験記 87 小林和之 |
マンダラ 心の地図 |
自分の身の回りに起こる出来事、出会う人、 そのすべてがまるで 自分のこころの立体地図のように思うことがある。 僕を取り巻く世界では、 よいことも悪いことも、些細なことも、重要なことも、 様々な事象が、別々の時間に、 また異なる場所で発生している。 きっと新しいことを始めているので、 行動範囲がぐっと広がり、 出会う人や関わる人々が 飛躍的に増えているから こんな風に考えるのかもしれない。 目標へ向かい進むために、 新たな視点を与えられ、触発される人。 同じ考えに共感し、共有して行く人。 かつての自分に よく似た人。 こころの闇に住む 僕の影のような人。 いつも献身的に 助けてくれる人。 希望や喜びへ挑む若い人。 愚痴をこぼす人。 階段の踊り場で こころの整理をする人。 捨てる人。 見つける人。 目を隠し、耳を塞ぎ、口を閉ざす人。 悲喜こもごもの言葉をただ吐き捨てて、僕の前を通り過ぎる人。 すべて僕の身の周りや関わりの中で、 出会う人たちで、 ときどきそんな事象により インスパイアされる音のすべてが、 僕のこころの世界のように思うのだ。 そう感じる主体は, いつも今ここにいる僕なのだから、 もしかしたら それもどれも この僕の身の内で、起こっている出来事で、 その記憶を整理したり 解釈したり、 ひとつひとつのつながりの意味づけをするときに、 こころの立体地図が描かれるのだろう。 僕のこころの地図には、 人間以外のものも多くいるようだ。 季節の花々や森に住む生き物たち、 雨を孕む黒々とした雲や水の流れ、 木々の葉裏を返す風、菌類、 鳥の仲間たち。 銀色の魚。 それら自然の様相に加え、 本来、この世にない物まで、 僕のこころの地図にはいる。 それは、ないことにされた記憶によって 醸成された妖怪だろうか? 僕は、それらの物ともコミットメントしよう。 名を呼び、名を与えられる。 そのときには「ようやく会えた」と言おう。 永遠に未完成の地図。 僕は この地図のなかの中心にいるようでいて、 ほんとうは中心にはいない。 自由意志を持ってはいるけれど、 思い通りにはならない世界。 この立体地図は謎解きのようになっていて、 僕はその問いに答えながら、 きっと中心へ、全体像の見える世界へ、向かっている。 ☆~☆~☆-----------------------☆~☆~☆ ********************************************* |
NEW★1976年創立の「内藤景代ヨガスクール」は「NAYヨガスクール( 内藤景代・主宰)」と名称変更しております。★2015年にレッスン場所が〔東新宿〕から〔西新宿〕に移転しました ★2016年が創立 40周年です。 |