大きな海の中で、枠に入ったままの青い魚
NAYヨガスクール体験記 84
                     小林和之
直線上に配置

僕の殻


 《カルマは、悪いものではありません。
                    善でも悪でもない。
   カルマは わたしたちの成長の段階によって、
                  わたしたちの心身を守ってくれるものです。》


       「イメージ ー―カルマの殻(から)」 
                   『冥想〜こころを旅する本〜』 内藤景代・著 より


 『冥想』にある「イメージの章」、
特にカルマについては、何度も読み返しては、考えた。

はじめて読んだ18才の時の印象は、
今も忘れられない。

まず、カルマ=負のもの、
宿命のように思っていた僕にとって、
目からウロコが落ちるような思いだった。

しかし、それよりも何よりも、
僕のこころが反応したのは、『冥想』の 次の一節だ。


 《時間こそ、変化するものだから。
   アセリ厳禁。
  時を味方にしないで、
   自我の意思だけで、
  カルマから脱出しようとすると、
   袋叩きにあうことがあるのです。》


 アセリ厳禁! 

  には 特に反応した。


 それは、僕の愛する『冥想〜こころを旅する本〜』 の中で、
                   唯一 不快感を感じた 一節だったかもしれない。


「まさか・・・!」

と、僕は思った。

そう、まさか、自分が、そんなわけはない。

と、アセリにも似た感情が込み上げたのだ。

それは当座すぐに打ち消されたが、
嫌な残像として、いつまでもこころに残った。

「まさか・・・、いや、自分に限ってそんなことはないはずだ」と。


 しかし、実際は悪い予感の通り、
等身大の自分から乖離した僕の精神は、
空中浮遊のまま現実を離れており、
落下するその時を待っていたのだった。


 それからも、このカルマについてはよく考える。


僕が僕であると思う、僕を育て、僕をとらえる現状。

僕が知る僕だと思う僕が見ている世界。

僕を保ち、僕を守り、僕がつながる人々と世界。

限定的な僕である自我の認識する世界。
 


 カルマは、善でも悪でもない。


自ら生み出し、ある時期まで自分を守ってくれているのだ。

それは、自分では扱え切れないエネルギーを制御するためなのかもしれない。

太陽へ向かい、燃え尽きてしまわないために・・・。


 カルマとは、
一定期間自分を育てる
下積み期間のようなものだろうか。


永遠の少年には、耳が痛いかもしれないが、
焦ってはいけない。

燃え尽きたあとの人生の方が 現実には長いのだ。

地味に聞こえるかもしれないが、

正しい下積みは、
いつも、それなりにエキサイティングだ。

人のためになることで、自分の好きなことであれば。


 しかもそのエネルギーは、
縁起となって確実に
次の段階へと注がれ、
循環をし続ける。


 ひとつひとつの小さな 
気づきの積み重ねが、
成長への 唯一の道 
と言って過言ではない。

大きな挑戦の機会は、
その向こうで準備を整えている。



 今まで僕を守ってくれていた殻。
   いくつもの殻。


 僕はここから、次の世界へ行きたい、
と、いつも思っている。

それが具体的に何なのかは、はっきりとはわからないが、
ときどき自分が、
次の世界へ行く準備をしているような気になることがある。

特に現状に不満があるわけではないし、
何の不満もないということでもないのだけれど、
次の世界へ進もうと思うのだ。


以前の手痛い記憶があるため、
実のところ、あまり積極的には願っていないのだが、

「そろそろ行こう。
淡々と積み重ね、
淡々と開かれて行こう」

そんな感じだ。



 会社で働く自分のときも、
自分で行う事業者の時も、
ただやるべきことはやり、
やる必要のないことはやらず、
日々を積み重ねている。

何をしても 不思議とうまくいったり、
逆に トラブルが続いたり、
様々な楽器のシンフォニーというより、
僕はまるで、寄せ集め楽隊の前に立つ
へっぽこ指揮者のようだ。

次々と現われる予想だにしない音に、
ドリフのコントさながら、驚きながらも、
けれど指揮棒だけは止めずに振り回している。

やることが増えた分、 
もう いちいち準備などしていられない。

わざわざ構えて 緊張している暇もない。

へっぽこだろうと何だろうと、
乱れた燕尾服もそのままに、
ただ懸命に指揮棒を振り回しているのだ。

だから ときどき とんでもない場所まで 楽曲を運んでしまう。

でも それでいいじゃないか。

昔のように どこか遠くへ行けば、
ほんとうの自分になれると思っているわけではない。

いつか、どこかで、
自分だけが、生まれ変われるとも思ってはいない。

今はただ、そう思っていた自分が
美しく純粋(もしくは傲慢)で、
今もなお あの頃のままの僕が求めている気がして、
胸が締め付けられる。


その音たちが どこかから響き、聞こえるなら、
その音たちにもう一度逢ってもいい。

若気の至りも、
燃え盛る煩悩の炎も、
そして、美しいこころからの願いも、
きっと 何もかも 僕の役割なのだ。


《・・・人間には殻なんてないのです。
         幻(マーヤー)の殻。》


       「イメージ ー―カルマの殻」 
                   『冥想〜こころを旅する本〜』 内藤景代・著 より              

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*〜・〜・〜・〜*〜・〜・〜・〜*


※追記:
内藤 景代 (ないとう あきよ)記

はい。おっしゃるとおりだと思います。

☆インドで、カルマとは「行為」という意味です。
行為の原因と結果も意味し、両方の1字をとり、
漢字で「因果」を、カルマともいいます。

わたしは、カルマのイメージを、
貝殻(かいがら)に、たとえます。

むき身のままの やわらかい存在としては
生きていけないので、自分の分泌物で貝をつくる。
そして、貝に守られて、この世をみている。

そういう貝からでた貝の目玉と向きあった写真は、
こちらへ ↓↓↓ 海での写真です。可愛い貝。
【2004年02月10 日

自我というカラ(殻)が、内部のむき身を守る カラ(殻)をふさぐ「渦巻き型のふた」から、2本の角の先にある目玉が出て、見つめあうドロドロの海をかきまわして、しずく(雫)が落ちて固まり、オノコロ島ができた、日本(列島)のはじまり。『古事記』、「建国記念の日」A・ランボ−と海。磯遊びと、巻き貝真鶴の潮だまり(タイド・プ−ル)】
http://www.bigme.jp/000-000-04-02/04-02-10/04-02-10.htm


そのうち自分を守る殻(から)は、中身が成長すると、
自分を縛る枠(わく)や殻(から)になる。
ヤドカリという貝は、成長に応じて、カラ(殻)を変えます。

→貝と貝殻(かいがら)の関係の話は、
『わたし探し・精神世界入門』 47ページ
外なる私=貝殻と、内なる私=貝の中身」

※※→ヤドカリ(宿かり)の話は
『わたし探し・精神世界入門』 64ページ

『わたし探し・精神世界入門』 内藤景代・著 実業之日本社・刊
『わたし探し・精神世界入門』 内藤景代・著 実業之日本社・刊
http://yogawatashi.client.jp/


貝殻を巻きながら大きくなるオウム貝。
その巻き方は、【黄金分割のらせん渦巻き】です。

東新宿の教室に、オウム貝の内部がわかるように、
貝をスライスした【黄金分割の渦巻き】を飾っていました。

『冥想HOW TO』のイラストを描いてくださった
真崎 守氏は「美しい。自然には勝てない」とおっしゃり、
スライスしたオウム貝を表紙にしたいと、
カバー絵に描いてくださいました。

担当編集者や五柳書院は、真崎 守氏の独特の絵がほしいと
ねばり、(貝殻なんて…)と反論していましたが、
押し切られました・・・。
140枚の完全図解イラストが好評で重版を7回重ね、
韓国で翻訳もされました。
韓国版は、韓国のかたにあうようにとのことで、
全イラストを描き直しでしたが。
http://www.bigme.jp/06-book-cd/how-to-guide.htm

『冥想HOW TO』内藤景代・著 五柳書院  + 韓国 翻訳本 『冥想HOW TO』


『冥想HOW TO』内藤景代・著 五柳書院
   韓国 翻訳本 『冥想HOW TO』

 ※頭の冥想・体の冥想・胸の冥想
http://www.bigme.jp/06-book-cd/how-to-guide.htm



太極図(たいきょくず)今月のNAY会員の「猫の集会」で、美樹さんが
韓国と北朝鮮の境界駅である[都羅山(トラサン)駅]
の写真を3枚掲載してくれています。
将来 南北の鉄道が連結した場合、
北朝鮮に向かう始発駅になるそうです。
とくに駅の中にある壁画が印象的です。
左右に分かれ、太陽の前で手をのばしあう2人の影。
http://www.nay.jp/0-seito-neko/miki/18-05-miki/18-05-miki.html

太極図(たいきょくず)紆余曲折(うよきょくせつ)は今後あると想いますが、
韓国の国旗の太極図(たいきょくず)のように、
陰陽2つの違う円を、
ふれあう争点の接点を、
新しい中心点にして、
もうひとつの大きな円で囲み、
平和を創り出したいですね。

太極図(たいきょくず)上記の[陰陽2つの違う円から太極図のつくりかた]は、
『冥想HOW TO』の日本版と韓国版に掲載しています。
http://www.bigme.jp/06-book-cd/how-to-guide.htm


↓『冥想(瞑想)』 こころを旅する本 マインド・トリップ 内藤景代・著
新書版と四六版=新版と旧版『冥想(瞑想) こころを旅する本 マインド・トリップ』内藤景代・著 実業之日本社・刊

新書版と四六版=新版と旧版
『冥想(瞑想) こころを旅する本 マインド・トリップ』
内藤景代・著 実業之日本社・刊
http://www.yogamindtrip.nay.jp/

Amazon こちら


[内藤景代の瞑想フォト・エッセイ]

[瞑想フォト・エッセイ]  内藤 景代(NAYヨガスクール主宰)
http://www.bigme.jp/kosin-list.htm

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